「East Coast Throwdown 2019」参戦レポート(輝Rock / シオロジカ)

COMP公式プロゲーマーの「輝Rock」と「シオロジカ」です。

10月19日にアメリカのスタンフォードで行われた格闘ゲームイベント「East Coast Throwdown 2019」で開催されたDEAD OR ALIVE 6(以下、DOA6)部門のトーナメントに出場してきましたので、今回もイベントを振り返りつつレポートをお届けしたいと思います。



■大会前日

これまで参加してきた大会開催地とは趣が少し異なり、最寄りの空港も小さく、そこから更にそこそこの距離の移動が必要だったので到着までのトラブルを心配していましたが、空港からはUberを活用することでスムーズに移動できて無事ホテル兼会場のHiltonホテルに到着しました。

スタンフォード(コネチカット州)は地域的に住宅地のようで周辺に大きな施設等もなく、かなりのどかな場所でした。


自室にいつものようにPS4をセットアップして海外勢に呼びかけると「Rikuto」選手が訪問してくれました。

「Rikuto」選手とは3人で交代しながらしばらくカジュアルマッチをしてその日は解散しました。


■初日 予選~TOP8

今回の大会は2日間に分けての開催です。

まず初日はいつもどおりTOP8進出選手を決めるまで行われます。

Videogames is life選手 vs シオロジカ

(画像&動画提供元:youtube:Team NINJA Studio)

シオ:ウィナーズのプール決勝で「Videogames is life」選手に敗北し、ルーザーズに落ちてしまいました。

最近大会で見かけるようになった霞使いの選手で野試合もしたのですが、本番の胆力が凄くて良い勝負だったのですが押し負けてしまいました。


Cyber選手 vs シオロジカ

(画像&動画提供元:youtube:Team NINJA Studio)

ルーザーズ側ではオンラインで大きな大会などを開いている強豪の「Cyber」選手と当たりましたがなんとか突破。

ツアー最後の大会で何としてもTOP8に残りたかったので、最終日に残れて良かった……


輝:この日は試合は少なかったのですが、プールのウィナーズファイナルは「PerfectLegend」選手との試合でした。彼はモータルコンバットや過去のDOAシリーズでも活躍している有名な選手ですが、今回のDOA6で久方ぶりにDOAに復帰する形での参戦だったようです。私自身、彼と対戦するのは初めてです。周囲からはメジャー大会への復帰戦と囁かれていたにも関わらず、DOA6WCの常連である「Blackberry」選手に勝利して上がってきたことを思うとまったく油断できません。


輝Rock vs PerfectLegend選手

(画像&動画提供元:Twitch:ULTIMATEFIGHTING)

DOA6のハヤテとは対戦経験は浅いほうですが、過去作の経験と遠距離での自分なりの心構えに近い対策が機能したおかげか、2:0で勝利してウィナーズサイドで翌日のTOP8に進出しました。


・初日を終えて

Top8は以下となります。

この大会では「Blackmoonrisingx」選手、「CrazySteady」選手、「BlackBerry」選手、「Rikuto」選手の4名がファイナルの上位5名のボーダー付近におり、「Videogames is life」選手も優勝すれば5位に入れる位置にいると日本行きへのチケットを5名が争う形となりましした。

【ウィナーズ】XCaliburBladeZ選手、輝Rock、Videogames is life選手、Blackmoonrisingx選手

【ルーザーズ】CrazySteady選手、Blackberry選手、シオロジカ、Rikuto選手


■2日目 TOP8~GF

ここからは二日目、決勝トーナメントです。


XCaliburBladeZ選手 vs 輝Rock

(画像&動画提供元:Twitch:TeamSp00ky)

輝:相手がエリオットということでサイドアタックを多めに使おうとは決めていました。しかし、序盤から防御を意識しすぎたせいで自分から攻めなくなってしまい、相手の攻撃を上手くさばけずに敗北。途中からは普段とは違う割り切った行動を増やしてみようと思い動きを変えました。そのおかげか、調子よくラウンドを取れはしたのですが、あと一歩及ばず0-3で敗退。シオロジカと同じくルーザーズサイドへ落ちました。XCaliburBladeZ選手は勝負の瀬戸際でも落ち着いた防御が上手いですね。



シオロジカ vs Rikuto選手

(画像&動画提供元:Twitch:TeamSp00ky)

シオ:初戦は幾度と戦った相手の「Rikuto」選手。

彼の使用するバイマンの上手さは十分知っているので、Taipei Majorで戦った「Tasumania」選手のバイマン対策を思い出しながら準備していきました。

以前の大会で負けた時はバイマンの強力な返し技を連続で食らい、焦って攻め急いだところを更に返され手玉に取られてしまいました。ですから、もし運悪く返し技を受けても嘘でも平静な動きを保とうと決めていました。

1試合取られた時はヒヤッとしましたが、他の試合は冷静に動くことが出来3-1で勝利。

大会で決めた行動を取れるようになったなと自分でも満足の1戦でした。


シオロジカ vs 輝Rock

(画像&動画提供元:Twitch:TeamSp00ky)

シオ:輝さんと海外で戦う時、あまり海外勢がやらない「よろけをとったあと見る」行動や、下がりを混ぜて戦う動きを見て”輝さん”とやってるなぁと実感して緊張が解れます。

自分も結構やる動きですが、今回はいつもにも増して慎重に戦ってるなと感じました。

そこで「2P→投げ」や「P→肘」などリスクがあるけど固まっている相手に対しては強い行動を多めにしたところ、それがハマって上手くいきました。

内容を見ると危ないところも多かったですが、咄嗟のホールド等で救われた場面も多かったですね。


輝:NiCO戦はある程度経験を積めていることから防御に自信はあったのですが、いつもやれてることが上手くできず崩されてしまいました。切り返せないままリターンも取れなくて、防戦一方になってしまい一気に押し切られてしまいました。途中、なるべくローリスクに立ち回りたいなと思って手堅く行こうとしたのですが、それも見越してかどんどん前に出られて裏目裏目に転がって、あっという間に負けて本大会は5位で終了しました。


CrazySteady選手 vs シオロジカ

(画像&動画提供元:Twitch:TeamSp00ky)

シオ:自分と同じく主にニコを使う「CrazySteady」選手との試合、DOA6では初めて当たりました。

ニコに対してはティナが少し厳しい組み合わせなので、こちらもニコを選択。同キャラ対決となりました。

初戦は2-2の最終ラウンドで残り何を当てても勝てるという体力まで追い詰めたのですが、一つのミスから逆転されて落としてしまいました。

追い詰められた状況になった時、前に出るのか、後ろに下がるのかは人それぞれですが読み間違えると痛いお仕置きを食らってしまいます。今回のように相手のタイプがはっきりしない場合ではもっと慎重に行くべきだったのですが、勝ち急いでしまったのはもったいなかったです。

次の試合も取られ、2-0とされてしまったので流れを変える為にティナを投入。

ですがステージギミックを上手く使われ大ダメージを受けてそのまま敗北。

4位フィニッシュとなりました。

CrazySteady選手 vs Videogames is life選手

(画像&動画提供元:youtube:TeamSp00ky)

「CrazySteady」選手のNiCOは確定反撃や距離戦が上手く、ラウンド3-0で2試合連続で勝利と先行しました。

3試合目、追い詰められた「Videogames is life」選手が慎重に立ち回りだしたのですが、そのタイミングで今度は「CrazySteady」選手が慎重になることを読んでいたとばかりに強気な投げを連発。「Videogames is life」選手もそれに気づき1ラウンド取り返すのですが、その後も確定反撃などを逃さず決めた「CrazySteady」選手が3-0で勝利となりました。「CrazySteady」選手の試合運びが非常に上手かった印象です。

GF:XCaliburBladeZ選手 vs CrazySteady選手

(画像&動画提供元:youtube:TeamSp00ky)

ウィナーズサイドを「XCaliburBladeZ」選手、ルーザーズサイドでは「CrazySteady」選手がそれぞれ勝ち上がり、本大会のグランドファイナルとなりました。

ここで「XCaliburBladeZ」選手がまさかのバースを選択。彼がバースを使うところは見たことが無かったので驚きましたが、上手く読みあいを制する立ち回りでなんと2-1と先行してリードしました。

しかし、そこから「CrazySteady」選手もNiCOの強みである技の発生早さを活かして近距離戦で圧倒し始めました。細かく技を振り、先ほどまで逆転を許してしまっていたような大ダメージの投げなどを徹底して食らわないように立ち回りを修正し、そこから逆転をみせ3-2とし「CrazySteady」選手がリセット。この時は会場も相当盛り上がっていました。

リセット後「XCaliburBladeZ」選手はクーラにキャラチェンジ。彼はたまに大会でクーラを使うのですが、恐らく選択する理由としては、相手がクーラ対策を準備していないと勝つことが難しいキャラクターだからだと思います。展開も早いので慣れていないと対応することが難しいということもあってか「CrazySteady」選手も苦戦していました。

しかし、クーラもかなり尖った性能をしていて、打撃やコンボは非常に強いのですがヒット確認してから派生を切り替えるのが難しいキャラです。

そんなクーラで常に相手を翻弄し続け「XCaliburBladeZ」選手がそのまま3-0で勝利。

本当に何を使っても強い!


■大会を終えて

「XCaliburBladeZ」選手は「Ultimate Fighting Arena 2019」の優勝に続けて2連覇、更にツアーの大会を5つ制覇となります。

次のレポートはそんなXCaliburBladeZ選手も出場が決まっている11月23日に日本で開催されたDOAフェス 2019となります。

無事2人ともファイナルの出場が決まり、今までの遠征の成果が試されます。

頑張りますので是非応援の程、宜しくお願いします!

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